会 員 の 近 況


No.0001お便り紹介(2007.7.11公開)
坂本晴江さん(S16年卒業)

昭和16年ご卒業の坂本さんから、沙羅の木会宛に
次のようなお手紙が届きました。


前略御免下さいませ
突然の御手紙を宛名もなく差し上げる失礼を御許し下さいませ
(中略)
おたよりしようと思い立ったのは、去年から、奈良新聞社が、
私の芸歴を一ト月一回、一年間つヾけて記事にしたいと言って
下さり、昔の事を一生懸命思い出さざるを得ない状態です。
(中略)
私は相愛の仏教の教育をうけた事をほんとに誇りとも倖せとも
思うて、生きてきました。若い時から家元としてこの60年間
一人娘を十三年前亡くして只今一人で、おりますが、苦しい時
も悲しい時も、学校の5年と4年間の仏教の御教へに助けられ、
すくわれて安心立命の心境で生きられる事をほんとにほんとに
感謝しております。

花もすぎ月日も流れこの無沙汰
       今、何思いて筆やとりけむ   坂本晴江


坂本さんは、相愛女子
音楽学校(現相愛大学
音楽学部)卒業後、各
地で公演、指導、多く
の舞踏家を育成されま
した。また東宝・日劇
の日本舞踊講師として
活躍されています。
2006年10月28日奈良新聞に掲載された
坂本晴江さんの記事はこちらをご覧下さい。


沙羅の木会より:お手紙ありがとうございました。
これからもますますのご活躍をご念じ申し上げます。



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